宝酒造が手を引いてから富永貿易に商標権が移ったとは聞いていたが、富永食品のビタミンパーラーをお店で見たのは初めてだった。2007年3月に出ていたというから1年半出会わなかった計算だが、お店の値札にもしっかりと「新商品」と書かれていた。かつて当方は、宝酒造終盤のビタミンパーラーが、初期の子供用風邪薬のような先鋭的な味から、口当たりの良いフルーツジュースに変化していると感じ、ブライアン・ジョーンズからジャガー/リチャードへ主導権が移ったローリング・ストーンズに喩えたものだが(何か違う気もする……)、今回の新ビタミンパーラーはますます爽快フルーティで、ここは既にハイドパークのコンサート以降なのだと決定的に思い知らされた。しかし、それでも/それだから、私はずっとビタミンパーラーを飲む。