植物園でチューリップを眺める。真ん中に凛と咲く大輪と、横合いで遠慮がちに咲く小花という組合せは、些かわざとらしいものの興味深い。このシチュエーションで小花にはなりたくないな~、否、待てよ、なかなかどうして可憐な引立て役ってのも悪くないかも……、と、頼まれもしないのに一人煩悶する。球根の時点で既にどちらが大輪でどちらが小花になるか決まっているのか、それとも、地上に出てからの努力次第でなんとかなるのか、などと考えているうちに、連想は予定説を経由して、Muriel Sparkの"The Prime of Miss Jean Brodie"へと繋がる。再読したいけれど手元にない。