Jan 4, 2009

思考と感性とを

かつて頼まれもしないのに読み耽った高橋源一郎と蓮實重彦の名が(表の右上に横書と縦書で)記された『いつかソウル・トレインに乗る日まで』と『ゴダール マネ フーコー──思考と感性とをめぐる断片的な考察』という本が、昨年のそれぞれ11/10と11/20に発行されたので、追っかけコーラス的な効果をねらって、几帳面に当初の10日の間隔を保って読んだ。そこに綴られた物語もさることながら、当方が勝手にピッチを合わせて同期した2冊の本の対照と、脳裏によみがえる過去の幾多の作品との遠近法とを介して、読書中、(多分)素直にも思考と感性とをめぐるぼんやりとした着想が浮かんでいたのだが、これをちゃんと表現するには(……「ちゃんと」でなければ表現しないに越したことはない着想だろうし)多くの作業が必要で、この現場から少し離れたほうが上手く行くのではないか、といつも通り先送りする。